シロアリのふんについて知ろう!住まいの被害を防ぐには?詳しく解説

シロアリのふんについて知ろう

シロアリは木造住宅の大敵です。自分のお家が木造住宅の場合、シロアリの被害に遭っていないか、心配になる方もいらっしゃるでしょう。シロアリはなかなか見つからず、気づいたときにはかなりの家屋被害が発生しているケースも少なくありません。しかし、シロアリのふんについて知ることで、早期の対処が可能になります。今回は、シロアリのふんの特徴や駆除方法、見つけた時の対処法や注意点などについて解説します。ぜひ、参考にしてみてください。

シロアリのふんとは?

シロアリのふんは、通常、砂粒程度の大きさをしています。また、黄色や茶色をしています。これは、シロアリが食べ、消化した木材などからできているためです。つまり、シロアリのふんを発見したということは、少なからず住宅に被害が生じている証拠といえます。ただし、シロアリのふんは、木くずのような見た目をしており、一目で判別することは難しいです。少しでも怪しさを感じた際には、専門の業者へ速やかに連絡するようにしましょう。

アメリカカンザイシロアリについて

実は、これらのふんは、ほとんどの場合、「アメリカカンザイシロアリ」という種類のシロアリのものです。このシロアリは、もともと日本にはいませんでしたが、家具を輸入する際に一緒に日本へやってきました。日本のシロアリは、ふんを泥と混ぜ、「蟻道」という道を作ります。そのため、シロアリのふんを見つけた場合は、ほとんどがアメリカカンザイシロアリのものと言えるのです。

アメリカカンザイシロアリの駆除について

アメリカカンザイシロアリは、日本に来てから日が浅いため、駆除対応に慣れていないのが現実です。また、完全な駆除方法も確立されていないため、一時的な効果があっても、再発の可能性があります。

シロアリのふんを見つけた後の駆除の方法

シロアリのふんを見つけた後の駆除の方法

シロアリのふんを見つけた際、駆除をしなければなりません。シロアリの駆除方法は「燻煙処理」と「ホウ酸処理」の2種類があります。燻煙処理は、薬剤を燃やした煙でシロアリを駆除する方法です。シロアリを完全に死滅させることができますが、100万円以上の費用がかかる上に、近隣への影響もあるため、日本では主流の方法ではありません。対して、ホウ酸処理は、木材に薬剤を注入する方法です。安価で人体への影響もないため、簡単にシロアリの駆除が可能です。住宅の環境や被害の状況によって適した方法も変わるため、駆除業者の方と相談しましょう。

シロアリの被害の拡大を防ぐには?

シロアリによる被害の拡大を防ぐには、定期的にシロアリの活動状況を監視し、点検することが大切です。シロアリの活動が疑われる箇所は、速やかに調査・処置を行い、これ以上、被害が拡大しないようにしましょう。

また、生ゴミや水漏れのあるパイプなど、シロアリを引き寄せる食物や水分の源を減らすことも重要です。場合によっては、シロアリの巣の除去や新たな巣の形成しないを防ぐための対策を行う必要があります。

シロアリのふんを見つけたい際の注意点

最後に、シロアリのふんを見つけた際の注意点について解説します。

被害状況を確認できるようにしておく

シロアリのふんを見つけたら、状況を把握できるようにしましょう。写真に残しておいたり、ふんを保管しておいたりと、業者が判断できる材料を残しておくようにしましょう。業者による判断ができないと、見落としや勘違いなどが起こり、調査や駆除がスムーズにいかない場合があります。

殺虫剤は効果がない

さまざまな虫に対応できる殺虫剤ですが、実は、シロアリに対しては効果がありません。もし駆除できたとしても、木材の中にいるシロアリを根絶することは難しいため、速やかに業者へ連絡しましょう。

放置せず、速やかに連絡する

シロアリのふんを見つけた際、まだ大丈夫と放置してしまうケースがあります。しかし、シロアリは分散して生息していることが多いため、すでに危険な状態に陥っていることがあります。そのため、シロアリのふんを見つけた場合は、速やかに業者へ相談することをおすすめします。

まとめ

シロアリのふんは、発見した時点で、住宅への被害の可能性が考えられます。外来種であるアメリカカンザイシロアリは、日本に来て日が浅いため、まだまだ完全な対応ができているとは言えない状況です。しかし、少しでも効果的な対応を行うために、速やかに業者への連絡を行いましょう。ただし、連絡をする前には、シロアリのふんなど、シロアリがいる証拠となる材料を残しておくようにしましょう。

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