シロアリが発生した場合の駆除方法は?シロアリの特徴や事前の対策もご紹介

シロアリ駆除

シロアリ被害はシロアリの特徴や発生しやすい環境を知っておくことで、被害を避けられるもしくは被害を最小限に抑えられます。被害が発生してしまった場合は、家の耐久性が落ちてしまう前に、早めの駆除をおすすめします。

こちらの記事では、シロアリ被害を最小限に抑える対策と駆除方法をご紹介していましょう。これから対策をする方や、駆除をおこなう方は参考にしてみてください。

シロアリの特徴とは

シロアリは風通しが悪くて湿気が多い場所と、暗くて暖かい場所を好んで生息する昆虫です。そのため普段は地中に生息しているものの、条件が当てはまる住宅の床下などにも発生してしまいます。主食が木であるため、床下に発生した際に住宅の柱などに使用されている木材を食べて、家の耐久性などに被害を及ぼします。

またシロアリは1年を通して活動しており、時期に関係なく年中繁殖をおこなう昆虫です。強い繁殖力をもつためはじめは数匹だったものが、あっという間に大群になることもあります。気温が高い時期にとくに活発になるものの、寒くて冬眠したり死んだりすることはないため、1年を通してシロアリ被害に注意してください。

シロアリが発生しやすい環境

シロアリ被害対策

前述したとおり、シロアリは木を主食としています。そのためウッドデッキや、付近に木の塀・樹木の添え木などがある場合は、シロアリが発生しやすい環境といえるでしょう。また湿気が多い床下では、地面に接している土台の木材から、シロアリが広がっていく可能性もあります。雨漏りのほか、キッチン・風呂場などからの水漏れを放置していると、木材が湿ってしまいます。シロアリが繁殖する際、とくに適した環境となるため注意が必要です。

シロアリ被害を抑えるための対策

シロアリ被害を最小限に抑えるためには、対策をしておくことが重要です。対策方法は主に4つなので、以下にみていきましょう。

侵入経路をふさぐ

シロアリが住居に侵入しないように、経路をふさいでしまう方法です。シロアリは小さなひび割れや、スキマから侵入してくることが多くあります。外壁のひび割れや建物の床下基礎部分、配管の貫通部のスキマなど、シーリングもしくは防蟻剤入りのウレタンなどを使用してふさぐと、対策が可能です。

防蟻シート・防蟻処理を活用

薬剤が注入された防蟻シートを床パネルの下面に張ることで、シロアリの侵入を防げます。また骨組みとなっている木材に、防蟻薬剤を注入する方法もあげられるでしょう。新築時のみ可能な対策とはなるものの、効果は半永久的といわれています。

木材の種類を選ぶ

ケヤキ・杉・檜など、木材のなかにはシロアリが苦手としている成分が含まれているものもあります。苦手としているだけで、決して食べないわけではありません。しかしこういった木材を使用することで、被害にあいにくくなるでしょう。

バリア工法

バリア工法は新築時に薬剤を注入・散布することで、シロアリの侵入を防ぐ方法です。被害発生後の施工であれば、穴をあけた柱に薬剤を注入・散布して、シロアリを退治できます。バリア工法をする際は、ホウ酸を使用した薬剤で施行することで、半永久的な効果が期待できます。人体や犬・猫に無害であるため、安全に効果を得られる薬剤です。

シロアリの駆除方法

シロアリの駆除は自分でおこなう、もしくはプロに依頼をすることとなります。それぞれの駆除方法は、以下のとおりです。

シロアリ駆除を自分でおこなう方法

まずは必要な道具を準備します。シロアリの駆除剤、防護服・運動靴・マスク・ヘルメットなど身につけるもの一式のほか、必要な場合は工具も用意してください。道具をそろえた後は、薬剤を撒いて完了となります。

準備から完了まで手順は簡単です。しかし実際に作業をする際は被害箇所だけではなく、建物全体に薬剤を撒く必要があり、かなりの手間がかかります。そのため駆除は時間に余裕がある際に、おこなってください。

シロアリは集団行動をしているため、複数箇所に広がって、住み着いている可能性が高いのです。被害箇所だけの駆除の場合、処理が不十分で被害も拡大してしまうことがあります。建物全体に薬剤を撒くことが重要といえるでしょう。

シロアリ駆除はプロに依頼がおすすめ

プロに依頼をした場合は、駆除処理をするための事前準備から始まります。床下のホコリが室内に入り、汚れやにおいを残してしまわないよう、玄関から床下入口まで養生シートを設置して保護をおこないます。その後は道具を準備して、薬剤を撒いて完了です。

専門家であるプロに依頼することで、処理をする際の汚れに関しても、徹底した配慮で駆除がおこなわれるでしょう。駆除にかかる時間は規模によるものの、一般的な一戸建てであれば半日程度で完了となります。徹底した処理と駆除完了までの手間やスムーズさを重視するのであれば、プロに依頼することがおすすめです。

まとめ

シロアリは事前に対策をしておくことで、被害を抑えられます。被害が発生した場合には、被害が拡大する前に早めの駆除をおこなってください。規模にもよるものの、駆除は大掛かりな作業となる可能性が高いため、プロに依頼することでスムーズな駆除処理が完了するでしょう。

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