シロアリ被害の初期症状とは?前兆時の早期対策で被害予防を!

シロアリ被害の初期症状とは

床やドアなどの違和感から、シロアリを疑う方もいるでしょう。シロアリはいつどこに現れるかわかりません。しかし初期症状を踏まえ、早めの対策をすれば被害の拡大を防げます。

今回はシロアリ被害が気になる方のために、出現のサインとなる初期症状をまとめました。以上を踏まえて、住人自身ができる予防対策を紹介します。今回の記事を読めば、シロアリ出現の予兆がわかり、被害を防ぐ備えを実践できるでしょう。

シロアリはどこに現れるかわからない

シロアリはどこに現れるかわかりません。比較的暖かくて日当たりが悪く、湿気のあるところなら、シロアリが現れる可能性があります。つまり建物の周りや真下なら、いつでも活動できるのです。

たとえば洗面所や浴室、台所などの水回りは気をつけてください。水をよく使う場所は、家の見えないところで湿気がたまりやすいからです。そうした場所がシロアリにとって棲みやすくなります。

このようにシロアリは建物のある場所なら、いつ現れるかわかりません。以上を踏まえながら、対策を進めましょう。

シロアリが現れたときの主な初期症状

シロアリが現れたときのサインを紹介します。庭にあるくいや垣根のグラグラ、ドアや雨戸の滑りの悪さ、床のきしみなどが代表例です。これらのうち複数に当てはまれば、シロアリ対策や、駆除業者への相談などを考えましょう。

シロアリ出現時の家屋の初期症状をまとめました。

庭にある杭や垣根のグラグラ

庭の杭や垣根のグラグラが始まったときは要注意です。庭の木材は、シロアリ被害をいち早く受けやすいからです。そのため、定期的に庭の木材の様子を確かめましょう。グラグラが始まったときは、シロアリ撲滅のために薬剤散布などを考えてください。

庭はシロアリにとって棲みやすいといえます。木材が地面に接した場所は日光や風をしのいだり、水分や木材の補給をしたりできるからです。こうした場所は、シロアリにとって快適なことがあります。

シロアリは庭を真っ先にターゲットとしやすいので、優先的な対策が欠かせません。

ドアや雨戸などのすべりが悪くなる

ドアや雨戸など、開閉系の家具のすべりが悪くなると、シロアリのサインかもしれません。シロアリは床下からダメージを与えることで、家の構造を不安定にさせてしまいます。

自宅内にシロアリがいなくても、床下に潜んでいるかもしれません。床下は暗くて湿度が高いので、シロアリが好みやすいでしょう。家財道具やそれを支えるパーツの一部をかじり、不安定にさせてしまうのです。

複数箇所でドアや雨戸が動きづらくなったら、シロアリを疑いましょう。

床がきしむ

床のきしみも、シロアリ出現の予兆かもしれません。木材としての床をシロアリが食べた結果、きしみやへこみが起きるからです。放置すると床のダメージが進んで、住みにくくなってしまいます。

ただし床のきしみ自体は、シロアリが原因とは限りません。木材は自然伸縮するので、そのためにきしみを感じることがあります。また床板の経年劣化や施工ミスのせいで、床から音が鳴るかもしれません。

床のきしみの原因はさまざまですが、ほかの家財道具でも違和感が起きた場合は、シロアリが床にダメージを与えている可能性があります。

壁や柱の空洞音

壁や柱を叩いたときの空洞音は、シロアリのサインかもしれません。これらがダメージを受けていると、欠けた部分が空洞になるからです。とくに内部の浸食が進んだ柱は、少し押しただけでへこむでしょう。

壁や柱の内側は、誰も見られないため、シロアリがこっそり入り込んでも気づきにくいといえます。外気が入りにくく、湿気がたまりやすいためです。人目につかない場所が、シロアリのターゲットになりやすいといえます。

壁や柱の違和感は、シロアリの存在を見分けるサインでしょう。

玄関や風呂場の一部変色

玄関や風呂場の一部変色が、シロアリの原因になるかもしれません。たとえば玄関は土間床式だとターゲットになりやすいでしょう。玄関に出入りしやすく、とくに木造に棲みやすいからです。

また風呂場は、敷居柱の変色に注意です。水回りは湿気がたまりやすいといえます。シロアリの生息で木部変色があるかもしれません。とくにタイル張りだと床下の湿気がたまりやすく、シロアリ被害のリスクがあります。

以上から玄関や風呂場の見栄えが悪くなったときも、シロアリに注意しましょう。

自分でできるシロアリ予防対策

自分でできるシロアリ予防対策

シロアリを防ぐには、住環境への気づかいが大切です。家の周りの整理整頓や、薬剤や殺虫剤の活用を考えましょう。たとえば段ボールや雑誌などを片づけるだけでも、シロアリ予防になります。家の内部や周りをスッキリと見せるので、心理的にもよいでしょう。

また殺虫剤や薬剤には、シロアリ駆除に特化したものがあります。散布によって寄せつけず、住環境を守れるでしょう。このようにシロアリ対策によって、健全な暮らしを続けられます。 

まとめ

シロアリはどこから現れるかわかりません。床下や家の周辺に現れ、木材などを食べてダメージを与えるおそれがあります。とくに湿気の多いところを好むので、そこから家をむしばむリスクに注意です。

一方で家をきれいにする心がけや、殺虫剤や薬剤の使用などにより、シロアリを予防できます。長い間心地よく暮らすためにも、対策が欠かせません。

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